問題は知識ではない!? 〜その1<現状>〜

カテゴリー 受講プログラム
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この「受講プログラム」カテゴリでは、わたしたちYAMASA言語文化研究所が行う海外人材研修プログラム、通称「海プロ(カイプロ)」の詳細をご案内させていただきます。このページをご覧になる皆さまが抱えているお悩みごと解決の一助になればと思い、お客さまのお悩みを細かく分けてご紹介していきます。そして、本プログラムを受講されたお客様に、どのような変化があったかをお伝えしていきたいと思います。

さて、このページをご覧のお客様に少しでも分かりやすくお読みいただけるよう、

現状(お悩みの紹介)→問題の顕在化→気づきのプログラム→変化

このような順で展開させていただきたいと思います。それではさっそく第1回をご紹介しましょう。第1回は、「日本語の知識があるからといって周りとうまくやっていける訳ではない」という事例について。わたしたちのプログラムのベースとなる考えでもあるこちらをご紹介します。

受講生情報(Sさん)

国籍        :中国

日本語レベル    :日本語で日本の政治システムの話を好んでお話できる。

日本での実務経験  :なし

ご担当者からのご相談:日本語の知識はあるのだが、コミュニケーションが上手にとれない。具体的な語彙力の向上や日本語のレベルアップではなく、日本人と一緒に仕事ができるようにしてほしい。

<現状>流暢な日本語、もっと日本語を使った深い話がしたい。

中国から日本語がとっても上手な方が受講に来る。そう聞いたのは、研修開始の1週間前。どうやら、すでに中国の日系企業で働いた経験があり、日常会話はまったく困らないレベルとのこと。日本語を使って日本の政治のシステムは…といった難しい話もされるほどでした。通常、それだけの日本語力を持っている方の場合、あとはご自身で日本語の本を読んで文法を勉強したり、実際に日本人と話して語彙を増やしていったりされています。お仕事でさらに上の日本語レベルを求められる場合は、専門書をテキストとして進めることもありますが、今回のゴールは文法や語彙を詰め込むことではありません。それでも、会社のご担当者に「レベルアップしてきてください」と言われて受講に来られたのです。このSさんのように、日本語はバリバリ!仕事もバリバリ!のはずなのに、どういうわけか活躍できずにいらっしゃる方は少なくありません。

では、なぜ?

実は、この手のお悩みが非常に多く弊社に寄せられてきます。弊社が長年、日本語教育機関を運営しているから?一部では確かにそうかもしれませんが、それが全てではありません。それではなぜでしょう?その答えは簡単で、非常に多くの企業様が抱える今回のようなお困りごとの解決をお手伝いすることが、我々のミッションだからなのです。

というわけでSさんは、会社から「レベルアップしてきてください」と言われ海プロを受講。ご本人はいたって真剣で、会社からの指示を誠実に受け止めます。限られた時間内でもっと難しい文法を覚えて、もっと日本語を上手に話せるようになろう!もっと上手になって会社で活躍して認めてもらおう!とモチベーションも非常に高い。そんなSさん、研修受講中にトラブル発生!?その様子は次章でお届けします。お楽しみに!

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